オートロックが閉まるわずかな隙に侵入

事件が起きたのは9月25日の正午過ぎ。太田市市場町の住宅で手塚さんが血を流して倒れているのが見つかった。胸や腹、手足などには十数カ所の刺し傷や切り傷があり、現場には血のついた刃渡り約20センチの包丁が残されていた。

当時、長女と長男が帰宅したところ、室内にいた三原容疑者と鉢合わせた。長男は後頭部などを刃物で切りつけられ、三原容疑者はそのまま逃走したとみられる。

再逮捕に伴い、犯行に至るまでの詳しい経緯も明らかになってきた。社会部記者が話す。

「三原容疑者は事件当日、手塚さんの住宅の周辺で様子をうかがっていたようです。手塚さんが外出した際、玄関のオートロックが作動する前に建物へ入り、そのまま1階のリビングで帰宅を待っていたとみられています。

手塚さんが戻ってきたところを刃物で襲い、その後も住宅内にとどまっていた。長男や長女が帰宅するのを待っていたとみられ、警察は家族を狙った経緯について調べています」

三原容疑者が逮捕されたパチンコ店(撮影/集英社オンライン)
三原容疑者が逮捕されたパチンコ店(撮影/集英社オンライン)
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三原容疑者は手塚さんの長女と離婚していたが、事件前には復縁を迫っていたとされる。さらに、長女の母親と弟に危害を加えることを予告していた。

犯行後の逃走についても、新たな事実が判明している。

「三原容疑者は現場から靴を履かずに逃げており、付近の防犯カメラにもその姿が映っていました。ところが、9月27日に高崎市内で身柄を確保された際には靴を履いていたものサイズが合っていなかった。警察は逃走中に他人の靴を盗んだ可能性があるとみて調べています。

ほかにも、逃走中に他人の自転車を使っており、その自転車は高崎市内の駐輪場で見つかり、かごには事件の痕跡が残る三原容疑者の衣服が置かれていた」(同前)

県警が公開手配に踏み切った翌27日、三原容疑者は現場から約40キロ離れた高崎市内のパチンコ店で発見された。休憩スペースの椅子に座っており、捜査員の呼びかけには素直に応じたという。