「緊縛カットは私とママとの関係性のメタファーでもありました」
――本書で綴られた壮絶な過去もさることながら、まずはランジェリーや花魁姿など妖艶なグラビアが目を引きます。参加番組で自身の代名詞ともなった“下乳”も披露してますね。
小野乙葉(以下、同) 番組で着てた服は下乳を見せたくて買ったわけじゃなくて、たまたま見えてしまっただけなんですけどね……(笑)。
この前も街を歩いてたら、知らない人に「あ、下乳だ!」って言われました(笑)。
――(笑)。緊縛カットもかなり魅力的でした。
ありがとうございます。撮影の打ち合わせで緊縛をしたいってお願いして、実現したんです(笑)。
友達の女性縄師にやってもらったんですが、その方が「キレイに見えるよ」と声をかけてくれながらササッと手際よく縛ってくれて。痛いどころか、官能的な現場でした。
それに、緊縛カットは私とママとの関係性のメタファーでもあるんです。
――小野さんのお母さんはDVやネグレクトといった明らかな虐待はないものの、娘の触れるものすべてに過干渉する親だったそうですね。本書タイトル『毒愛』にもつながっていますね。
我が家は傍から見たらすごく仲が良くて、カウンセリングやサポートなんて必要としない家庭に映ったと思います。
でも、ママは私を静かに縛っていたんです。小さい頃から「あんな低俗なもの、おっちゃんは見ちゃダメだよ」とよく言われていて、キレイなものだけで育てようとしてた。今思うと、ママは親というより教師のような存在でした。
私もママの願望に応えなきゃいけない、ママにとってかわいくて優秀なお人形でいなくちゃいけないとメッキを貼り続けて、その苦痛が限界を迎えてしまい……。
――リミッターが外れてしまったと。
でも、ずっとハコの中で育てられてたから、とにかく無知。そんな世間知らずがまともに社会で生きていくのは困難ですよね……。
いくら縄で痛くないように縛っても、ほどけば痕が残ってなかなか消えない。そういうメッセージをこの本のグラビアでも表現しました。













