「(接待を)やってこそホイッスルを良いように吹いてもらえるじゃないか」
一連の支出は協会副会長が決裁しており、“業務”の一環として行なわれた疑いが濃厚だ。
問題を暴いた韓国放送局のJTBCに対し、協会で当時審判業務を担当する部署の幹部だったA氏は、
「(接待を)やってこそ(審判に)ホイッスルをいいように(韓国に有利に)吹いてもらえるじゃないか」
と開き直り、韓国に有利な判定をしてもらうための接待だったことを隠さない。
A氏は、接待は監督官に見つからないよう深夜に行われたと主張したが、報告書には2012年3月14日に協会がその監督官まで風俗に連れて行ったと書かれている。
A氏も「俺たちが『どこか行くか』と言い出すのではなく、あいつら(審判ら)が『マッサージやってよ』という風になる」と話し、性接待は審判側が要求してくると主張した。
「外国では審判接待はもっとひどい」と言いながら、韓国での接待は「慣行だったかも」とも言い、慣例的に行われていたことを示唆した。
「これが表沙汰になれば恥ずかしいじゃないか」
報告書にはほかに、協会会長が海外出張に同伴した妻の旅費約3千万ウォンを協会が負担したり、2012年末までの約2年間に役職員18人が私的なゴルフや風俗などで協会の法人カードで約2億1600万ウォンを使っていたりという不正会計の確認例が並んでいる。
こうした事実は、韓国サッカー協会に多額の政府補助金が入っているため政府が行なった監査で判明したが、性接待の問題は10年以上隠ぺいされ、今回初めて表に出た形だ。
JTBCは公金支出を監督する政府機関・監査院の元幹部B氏も取材。B氏は2012年の時点で協会が審判らを「ルームサロン」(個室の高級キャバクラ)で接待したり、法人カードでめちゃくちゃな支払いを行なったりしていることを監査院が把握していたと認めながら、
「国の品格が落ちるかと…。これが表沙汰になれば恥ずかしいじゃないか」
と公表しなかった理由を話した。さらに、2つの国名を挙げながら「みんな(どの国も)接待している」として“世界的な慣行”だと主張し始めた。













