監査報告書に記されていた、審判や監督官への性接待

韓国文化体育観光部が2016年に作成した「韓国サッカー協会役職員らの非違調査結果」と題された監査報告書を集英社オンラインは入手した。そこには2011年3月25日から12年3月14日までに計8回にわたり、のべ23人の審判や試合を管理する「監督官」への風俗接待を確認したとの項目がある。

中でも日本に関連するのが2012年2月29日午前0時16分にソウルの歓楽街・江南(カンナム)にある按摩施術所「S(仮名)」でサッカー協会の法人カードで50万ウォン(約5万円)の支払いが行なわれ「ブラジルW杯予選のクウェート戦に参加した審判2名」を性接待したと書かれていることだ。

韓国サッカー協会のHPより
韓国サッカー協会のHPより
すべての画像を見る

「この日はW杯アジア3次予選で韓国代表がクウェート代表とぶつかった試合があり、日本人4人が主審と副審を担当しました。その前日の深夜から当日未明にかけこのうち2人が接待を受けたことを示唆する内容です。韓国はこの試合に2-0で勝ち最終予選に進んでいます」(全国紙スポーツ担当記者)

Sのような「按摩施術所」とはどのような業態なのか。

「按摩は、元の意味は日本と同じです。正規の按摩店もありますが、韓国で飲み屋街やその外れにある店は『本番』(性行為)付きの風俗店です。価格の相場は約14年前に2人で50万ウォンなら中級店くらいでしょう」(元ソウル駐在員)

このSはサッカー協会のなじみの店だったようで、ほかにも4回使われた記録がある。

報告書によると、接待担当の協会職員2人が、一連の接待で使った額は「買春費用まで含まれた金額だ」と明言。「外国人の審判らが空港や宿泊場所で要求してきたので接待した」とも供述していた。

韓国文化体育観光部の2016年報告書にある日本人審判が対象だったことが疑われる性接待を指摘した部分(撮影/集英社オンライン)
韓国文化体育観光部の2016年報告書にある日本人審判が対象だったことが疑われる性接待を指摘した部分(撮影/集英社オンライン)