③敵の目フィルター
自分に甘くなってしまう人には、この方法がおすすめです。
あなたのことが大嫌いで、あなたの仕事を潰したくてたまらない人を想像してください。
さて、その人はあなたの仕事を見たとき、どこを攻撃してくるでしょうか。
「この資料、何が言いたいかわからない」
「数字の根拠は? 思いつきじゃないの?」
「で、結局どうしてほしいわけ?」
「他の人でもできる仕事だよね、これ」
想像して嫌な気持ちになったかもしれません。でもこうした辛口評価は、上司もクライアントも、口には出さないだけで、実際に誰かの頭の中でつぶやかれている可能性があります。それを「先に自分で気づけるかどうか」が大切です。
アマゾン創業者のジェフ・ベゾスは、会議で必ず「空席の椅子」を用意していたという話があります。その椅子は「顧客」の席。「この決定を、顧客はどう思うか?」と常に意識するためだそうです。おもしろいですよね。
「敵の目」も同じ発想です。最も厳しい批判者の視点を、先に自分で持っておく。そうすれば、本当の批判が来たときに慌てなくてすみます。
上司が言えなかったことを、自分で言う。
先輩が指摘しなかったことを、自分で指摘する。
これができる人間だけが、誰にも頼らずに成長できます。
もちろん、自分を責めすぎるのはよくありません。でも、多くの現代人は「責めなさすぎ」です。周りが何も言ってくれない分、自分でダメ出しをして補填する必要があります。
敵の目として選ぶ対象は、自分とかけ離れたハイスペックな人よりも「身近な人」のほうがおすすめです。起業家ならば、同業者の中でも自分がその人のポジションを奪える人を設定するといいですね。会社員の方なら、同僚や後輩でもいいでしょう。
文/大坪拓摩 写真/shutterstock













