「招き猫のようにポーズをとって記念写真を撮っていただきました」

美輪さんは、假屋崎さんが2000年から17年間続けて開催してきた目黒雅叙園での個展に3回も来場してくれたのだという。

「巨大な招き猫とコラボした作品のある部屋では、招き猫のようにポーズをとって記念写真を撮っていただきました。とてもチャーミングな一面をお持ちでした。

節分の時は千葉のお寺で一緒にかみしも姿で豆まきをさせていただき、終了後にはご住職からお寿司とタンシチューが振る舞われ、美輪さんのお隣でいつもご一緒するのが楽しい思い出でした」

生前の美輪さんは、假屋崎さんのことをこう評したのだという。

「美輪さんは私のことを、秀吉の絢爛豪華さと利休の侘び寂びの世界を同時に兼ね備え、 時代を超越した美の表現者だと評してくださいました。また、作品集の出版の際『美をつむぎだす人』と称して推薦文を送っていただくなど、 感謝してもしきれないご恩を賜りました」

假屋崎さんのブログより
假屋崎さんのブログより

そんな假屋崎さんが美輪さんと最後に会ったのは、6年前のことだった。

「直接お目にかかったのは6年前で、美輪さんが毎年開催されていて何度も伺っていた、 新橋の第一ホテルでのクリスマスディナーショーにゲストとして呼んでいただいた時でした。一世一代の豪華な花を舞台に生け、トークショーをご一緒させていただきました。

その後もお電話では何度もお話しして、去年のお誕生日のお祝いの花をお送りした際、お礼の電話をいただき、話をしたのが最後です」