海斗容疑者に「1億40%」

5月14日朝に起きた事件で県警は、襲撃を実行した4人を逮捕したのに続き、この4人にターゲットを伝え犯行途中も通信アプリでリアルタイムで指示を出していたとみられる海斗容疑者と妻の美結容疑者(25)を逮捕している。海斗容疑者は17日未明に羽田空港の国際線ターミナルで韓国・仁川行きの便に搭乗する直前に発見された。

県警や警視庁は、海斗容疑者はトクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)の最末端で指示を受けたとみてその「上部」の解明を急ぎ、海斗容疑者のスマホの解析などから益田容疑者の存在を見つけ出した。

「二人は秘匿性が高くメッセージを自動消去できる通信アプリで連絡を取り合っていました。以前から面識があった可能性があり、益田容疑者は窃盗を示す裏界隈の隠語を使い『ルパンやる?』と海斗容疑者に持ちかけていました」(社会部記者)

空港でスーツケースをもつ益田容疑者(栃木県警提供)
空港でスーツケースをもつ益田容疑者(栃木県警提供)
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海斗容疑者が育った横浜市保土ヶ谷区の地元の知人によれば、高校卒業後に仕事を転々としていた海斗容疑者は特殊詐欺を扱う人脈に連なる知人と付き合う中で高級時計を身に付けるなど金回りが良くなり、「カンボジアへ行く」と口にしていたこともあった。(#13)

カンボジアは特殊詐欺グループの「掛け子」の拠点で、海斗容疑者には詐欺を組織的に行うトクリュウとの付き合いが以前からあった可能性もある。

読売新聞は30日、海斗容疑者に犯行を持ち掛けた際に益田容疑者は「1億40%」と書いて送っていたと報道。富山さん方に1億円の資産があり、4割の4千万円を分け前として提示していたとみられ、こうした資産に関する情報がトクリュウ内で共有されている可能性があると警察はみているもようだ。

海斗容疑者(共同通信)
海斗容疑者(共同通信)