川口被告は「今すぐ土下座しろ」と動画を撮影し始めた

午後11時頃、八木原被告と長谷さん、そして川村被告、川口被告ら4人は公園で合流。長谷さんと少年らの間でやり取りがあり、さらに人気のない場所を求め、事件現場となった別の公園へ移動した。

「移動先の公園で川村が長谷さんに『謝った?』と聞いたところ、長谷さんは『謝りました』と答えたそうです。しかし八木原は『許す気ない、許せない』と頑なだったと言います。そこに離れたところで煙草を吸っていた川口が加わり、長谷さんに『説明しろ』と迫った。

川口の供述によると、長谷さんが八木原との交際について、『付き合う経験がしたかったから付き合った、大学生のうちならいいと思った』と言ったことに川口は腹を立て、『舐めてるのか』と、長谷さんの腹を殴ったそうです」(事件記者)

ベンチに座るAと川村容疑者(知人提供)
ベンチに座るAと川村容疑者(知人提供)

長谷さんへの暴力が始まった瞬間だった。

川口はさらに、顎を右拳で殴りつけ、しゃがみこんだ長谷さんの腹部を10回にわたり蹴りつけた。そして地面に倒れ、「あー」と苦しい声を上げる長谷さんを、「早く立てや」と言いながらさらに3回ほど、蹴りつけた。

「その間、瀧澤とDは笑いながらそれを見ていたそうです。川口被告は長谷さんに『今すぐ土下座しろ』と迫り、スマートフォンで動画を撮影し始めた。川口被告はその理由を『楽しい雰囲気を残すため』などと供述している」(同前)

川口被告につられるようにして、川村被告は「調子乗るなよ、触んな」と、長谷さんの顔を5〜10回踏みつけた。そして暴力は少年AやDたちにも伝播し、エスカレートしていった。

「長谷さんは八木原被告に対し必死に謝罪を続けたが、八木原被告は『許せない』と言い、暴行を傍観していた。その後、川口被告は『服に血がついた。弁償しろコラ』と長谷さんに金銭を要求。川村被告も『ウチもついた。金払え』と、これに便乗した」(同前)