八木被告が出頭すると責任のなすり付けあいがはじまった
凄惨な暴行を働いた後とは思えない、あまりにも日常的なやり取りだ。裁判では、さらに事件後に被告らがグループLINEで交わした会話も明かされた。
「事件直後の26日4時頃、川口被告は『お疲れ様、今日は楽しく終わったと思います』などとグループLINEに投稿しています。しかしその後、八木原被告が出頭したことがわかるとグループLINEの雰囲気は一転。
川村被告が『(八木原を)ボッコボコのめっためたにしてやる』と言えば、川口被告も『俺も連れて行け。ヤキ入れたい』と応じ、Aも『もっとやれって言われただけ』『捕まったのも亜麻、止めなかったのも亜麻、言ったのも亜麻』と責任を押し付けるような発言を繰り返している」(前出・事件記者)
通行人が公園の遊歩道で倒れている長谷さんを発見したのは、朝6時頃。長谷さんは救急搬送されるも、出血性ショックで死亡が確認された。検察によると、長谷さんは外傷性くも膜下出血、腰椎の骨折などの重傷を負っており、腎臓損傷などで、血液の20~30%が失われていたという。
今後の裁判の焦点となるのは、現在審理中の3人を含む6人に課される量刑だ。強盗致死罪は数ある犯罪の中でも極めて重い罪とされ、刑罰は死刑または無期拘禁刑に限られている。
「一方で少年法では、無期拘禁刑をもって罰せられるべきであっても有期刑を科すことができるとも書かれており、川口被告、瀧澤被告ら特定少年とA、Dの少年らにどのような判決が下されるかも注目されている。
ポイントは誰が、どの程度、暴行に加担し、長谷さんを死に至らしめたか。検察が『全員の共同責任』とする一方、弁護側は『主犯格とされる川口被告に同調しただけで、積極的に加害する意識はなかった』と主張している」(同前)
しかし、長谷さんが受けた暴力は「未成年だったから」「やれと言われたから」などという言い訳では到底納得できないほどに理不尽で残酷だった。3人の判決は6月25日に言い渡される予定だ。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班












