高級クラブに出入り「高校の教員でなんであんなに金があったんだか…」
酒好きでよく夜の街に繰り出し豪気に遊んだ姿も目撃された。
「昔は新潟市の歓楽街、古町の高そうなクラブに一時入り浸ってました。高校の教員でなんであんなに金があったんだか…」(関係者)
「奥さんと離婚し、子どもさんとの関係も悪いと口にしたのを聞いたことがあります。陸上の指導と酒で寂しさを紛らわそうとしたのかもしれません。いま彼が住む胎内市は街の中心部にしか飲み屋がなく、公共交通機関もありません。それでもしょっちゅう飲みに出ています」(元同僚)
2番目の高校も退職し、2度目のスポーツクラブ勤務になると心身の衰えが隠せなくなったと容疑者を知る人たちは口をそろえる。
「彼はスポーツクラブでもバスの送迎の仕事をしていたんです。しかし運転があまりにも危険だと判断され、1、2年前に乗務を外され事務に転換させられました。でも手が震えたりして事務作業もまともにできず解雇されたと聞きました」(元同僚)
陸上界が長かった容疑者は毎年春に開かれてきた「新潟ハーフマラソン」で棄権したランナーを拾う最後尾のバスの運転を長年担ったが、普段の挙動から正常な運転ができないと判断した主催者側は2024年を最後に運転をやめさせている。(♯5)
また2022年春から胎内市の非正規職員としてイベントなどで時折バスを運転していたが、それも昨年春に辞めている。
胎内市は「勤務に問題はなかった」と説明するものの、他の勤務先や陸上界に次々と「ハンドル」を取り上げられた後まで運転をさせていたことが適切だったのか、疑問も残る。
無職になっても若山容疑者は車での外出を続け、時間が経つほどに事故の頻度は高まっていった。そして5月6日、高校生20人を乗せたバスで約220キロ離れた目的地の福島県富岡町へ向かって走り始めると、2時間後にノーブレーキで道路脇に突っ込んだ。
車体を貫通したガードレールは3年生の稲垣尋⽃(ひろと)さん(17)を車外に突き出し、命を奪った――。













