楽屋で起きていた“もう一つの戦い”
—金属バット、風穴あけるズ……そうそうたる方たちが受賞されてる。
友保 そうそうたりてないですけど。
小林 うちにその時にもらった盾あるよ。上漫の奨励賞の横に飾られてます。
友保 俺その盾見たことないよ。
小林 お前すぐいらんって言ってた。
—……ではそれから10年経っての奨励賞ということですね。
友保 わし当日もうバカくそ風邪ひいてたんですよ、あの日。めちゃくちゃ風邪ひいてて。勝ってすぐ家帰ってゼリー食って寝ました(笑)。
—周りの人の反応とか変わったりするんですか?
友保 ほんまにね、おもろいぐらい関西の芸人しかおめでとうって言ってくれない(笑)。いまいちニュアンスがね、伝わらない。
小林 社員さんはめっちゃ言ってくれますね。おめでとうございますと。
友保 この、なかなかの権威ある賞ということが関東の人には伝わらない。とりあえずね、獲ってりゃ安泰ですから。
—ちなみに前年は誰が取ってるんですか?
友保 えっとね、ヘンダーソンです。その前が見取り図で、その前が吉田たち。
小林 同期ばっか。
—そう考えたらエモいですね。
友保 チョロいかもしれないですね。エモいじゃなくて。この期に対して異常に甘い。
—でもその流れでの『THE SECOND〜漫才トーナメント〜2026』優勝…みたいなのもありそうじゃないですか。
友保 どうなんですかね。いやほんまでもびっくりしたんが、上方漫才大賞の時の楽屋の弁当が今までで一番まずかったんですよ。
小林 まずかった。
友保 米がね。古米とかじゃない、紀元前みたいな米。品種改良してへんみたいな米が出てきて。
—美味しいお弁当が出そうなイメージですが……。
友保 ツートライブと楽屋一緒やって、「美味しくないな」みたいな話して。あれは気ぃ使ってくれたんでしょうね。
—どういうことですか。
友保 漫才する前に美味いもん食ったら気緩むから引き締めるために。お前ら、こっから戦いあるぞって。そうとしか考えられへん。


















