食べ放題の焼肉と回転ずしも集客に苦戦するように
異変が起こっているのは、外食産業も同じである。家族で楽しむ形態のレストランが軟調なのだ。
ファミリー層に大人気の焼き肉レストランといえば、「焼肉きんぐ」だろう。運営する物語コーポレーションの焼肉部門の2026年1月から3月までの既存店の客数は、前年同期間比で約1%の減少だった。1月は前年同月を上回ったが、2月と3月は前年割れしている。
かつて圧倒的な集客力を誇っていた「焼肉きんぐ」だが、客数が前年を10%以上も下回る月が出るようになってきた。牛肉をはじめとした食材費は高騰しており、「焼肉きんぐ」も値上げを余儀なくされている。消費者の節約志向の高まりも受け、集客に苦戦し始めているのだ。
回転ずしのくら寿司は2026年1月から3月までの客数が4%、かっぱ寿司は3%それぞれ減少した。王者スシローは前年を上回っているものの、日本フードサービス協会による3月の「外食産業市場動向調査」で回転ずしの客数は前年同月比で5%の減少だった。業界全体で弱含んでいる。
レジャーの一環である外食からも庶民の足が遠のき始めたのだ。
10円で遊べるクレーンゲームは、旅行や外食を控える動きが加速し、一般大衆のレジャーの受け皿として人気を博しているようだ。レジャー産業の2極化が鮮明になっているのである。
取材・文/不破聡












