「いろんなことが点と点で結ばれていくようで…」

安達容疑者は当初、同小の卒業式の日だった3月23日午前8時ごろに、車で自宅から送ってきた結希君を学校の敷地内で降ろしたと説明していたが、その後の目撃情報が一切なく、安否が気遣われていた。

そして6日後の同29日に通学用のランリュックが峠道で見つかり、4月12日には全く別の地点から靴が見つかった。そして同13日夕方に府警が山林で遺体を発見した。

15日朝から自宅を家宅捜索するとともに任意同行を求めて事情聴取、死体遺棄容疑を認めたため逮捕状請求のうえ16日未明に通常逮捕していた。

高校時代の安達優季容疑者(写真/知人提供)
高校時代の安達優季容疑者(写真/知人提供)
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謎多き事件と目されていた失踪事件の真相が、徐々に明らかになりつつある。安達容疑者が普段からよく利用していた自動販売機の設置商店の従業員が、取材にこう証言した。

「いろんなことが点と点で結ばれていくようで本当に驚いています。事件後にこれまで聞いてきた別々の話が全部繋がったというか……。

僕自身が容疑者の男を見かけるようになったのは半年ほど前のことです。黒いカローラに乗ってきてはショップの目の前の自動販売機でコーヒーを買っていたんです。毎朝7時50分ごろに砂利を敷いた駐車場に車を斜めに入れるようにして停めるんですよ。メガネをかけて長めの茶髪にパーマがかかった、一見おとなしそうな印象とは裏腹に車の運転が乱暴なのでなんとなく嫌な記憶として残っていました。ただ話したこともなく、頻繁に見かけるという程度でしたが」

従業員が感じた印象より、安達容疑者の直接的な荒々しさを体験していた人物もいた。

「ここに(商店)に来るお客さんの一人が、『俺が住んでるアパート内で男の怒鳴り声がするんだよ。喧嘩をしているのか子どもを叱っているのかわからないけど、しょっちゅう男の怒鳴り声がする』って話をしていたことがあったんです。

それからしばらく経ってそのお客さんが今度は『怒鳴り声のする部屋がボヤ騒ぎを起こして室内がススだらけになったからしばらく住めなくなった』って困っていたんです。この時はもちろんこれが今回の事件と繋がるなんて思いもよらなかったんですが、結希君の失踪後に近所の人から『アパートのボヤ騒ぎの部屋は安達くんとお母さんが住んでいた部屋だ』と聞いて、え?ってなりました」(同前)

防犯カメラに映った安達容疑者と思われる男性
防犯カメラに映った安達容疑者と思われる男性