犯行時間帯をわずか1分にまで絞り込み…
千葉県警が明らかにした古川容疑者の逮捕容疑は、ことし1月30日午前3時55分ごろから同56分ごろまでの間に、病院内で入院していた会田栄次さん(当時75)への殺意を持ち、点滴の延長チューブに大便を混入し殺害したというもので、犯行時間帯をわずか1分にまで絞り込み、容疑者の行動をほぼ特定しているもようだ。
7月16日に記者会見した同病院の長谷川奉延病院長によると、古川容疑者は前日の1月
29日の午後5時から32病床ある病棟で男性のA准看護師と2人で夜勤につき、患者は半分に分けて担当した。
会田さんは他に3人の患者がいる4人部屋で、29日夜から右脚ふくらはぎ付近に抗生物質の点滴を続けていた。この部屋はA准看護師がその夜担当したが、30日未明になって古川容疑者が何度も出入りしているのをA准看護師が目撃し、防犯カメラの映像にも映っていた。古川容疑者はA准看護師に「会田さんの病状が心配だから病室に立ち寄った」と説明したという。
看護師らによる巡回は1時間に1回のペースで、A准看護師は30日午前3時に会田さんの状態に問題がないことを確認している。しかし同4時ごろ、同室の別の患者の清拭に入ったA准看護師は、会田さんから「苦しい」という訴えを聞き、病院全体の看護を管理するB看護師長や救急外来のスタッフを呼んで助けを求める。
この際B看護師長は、会田さんの脚に挿入された点滴チューブの中で、注射器などで薬液を投入する際に使われる「側管」と呼ばれる部品から針が体に刺さる先端付近までが変色していることに気づいた。チューブを取り換えるとともに、変色したチューブの写真を撮って状況を記録している。(♯2)
「県警は病院側に、古川容疑者がチューブの側管から便を注射器で投入したようだと説明しているもようで、チューブの汚れは便だったとみられます。
犯行時刻を1分間に絞り込めたのは防犯カメラの映像分析が根拠とみられます。古川容疑者は何度か犯行の機会をうかがって部屋に出入りし、全員が寝静まっていることを確認した午前3時55分ごろ注射器を使い素早く便を注入した可能性があります」(社会部記者)













