選手をアイドル化させるバファローズの狙いは?
推し活要素をふんだんに取り入れているのが、オリックス・バファローズだ。女性ファン向けの「Bsオリ姫デー」は、人気投票で選ばれた各選手が「メガネ男子」などのテーマに沿った特別なビジュアルを公開している。
「カメラ女子チケット」では、普段見ることのできないバッティング練習の様子を撮影でき、練習終わりの選手との2ショット撮影会も実施した。
バファローズは選手のアクリルスタンドを販売しているが、これはアイドルやアニメにおける典型的な推し活グッズだ。「キュンです」「心臓がもたん」などとプリントされたメッセージプリントタオルも、アイドルを推すファンのうちわを彷彿とさせる。
人気のある選手をファッショナブルに売り出したり、特別な2ショット撮影を取り入れたりする仕掛けも、アイドルのマーケティングを参考にしたものだろう。
女性は共感や共有に対する意識が強く、SNSの拡散力が強いと言われている。これは男性の多くが情報を取得するツールとしてSNSを利用しているのとは異なる点だ。つまり、女性をファンに取り込んだ方が、その拡散力によって別のライト層のファンを呼び込みやすい。バファローズはそのスパイラル効果をマーケティングに取り入れているのだろう。
阪神タイガースも女性の取り込みに余念がない。熱狂的なファンである「TORACO(トラコ)」を増やしているのだ。TORACOのInstagramのフォロワー数は5.7万、Xは3.2万にも及んでいる。
阪神タイガースは「TORACO DAY」のチケットに来場女性先着プレゼントをつけているが、その特別感でファン心理を巧みに刺激している。













