600円で4~5時間カフェに居座るおじさん

発端となったのは、SNSに投稿された地方でカフェを営む女性の相談だ。お金を貯め、ローンを組み、念願だった店をようやくオープンした。だが、あるおじさん客が店に入り浸るようになってから、店の空気が変わってしまったという。

そのおじさんは、コーヒー1杯600円で4〜5時間滞在する。問題は、長居することだけではない。女性店主がずっと話し相手をしていないと不機嫌になるのだという。

さらに厄介なのは、このおじさんとずっと話しているせいか、初めて来た客が「常連しか入れない雰囲気」だと誤解してしまい、入店をためらっている気配もあることだ。

そこで店側は「2時間までの滞在でお願いします」という張り紙もした。だが、意味はなかった。おじさんからは「他にお客さんいないんだからいいでしょ」「俺しか客がいないから来てあげてる」といった言葉まで投げかけられた。

店主はローンも抱えており、簡単に移転もできない……という悲鳴にも似た相談だ。

女性店主を悩ませる入り浸りおじさん(画像はイメージです/Shutterstock)
女性店主を悩ませる入り浸りおじさん(画像はイメージです/Shutterstock)
すべての画像を見る

この相談が注目を集めたのは、単なる“気の毒な一例”ではなく、女性が一人で、あるいは少人数で切り盛りする店では、似たような被害が繰り返されていることが可視化されたからだ。

実際、リプライ欄などには、よく似た体験談が次々と寄せられていた。チェーンのコーヒー店で店長をしているという人は、「ホームレス風オジがコーヒー1杯で入り浸ってセクハラまがいな発言があった」と書き込む。

カフェだけではなく個人店の居酒屋でも、百貨店の化粧品店でも同じようなおじさんが全国で出没しているそうだ。

中には「女子が田舎にカフェ開くと1000.0000%の確率でこれになって潰れるんだよな 一つの例外なく、全て、必ず、これがおきる」(原文ママ)とまで断言する人もいた。

なぜこうしたおじさんが現れるのか。その一つに、おじさん側にとって、数百円でガールズバー並みに若い女性としゃべれる空間になってしまっているのではないか、という見方がある。かなり乱暴な言い方ではあるが、実際に寄せられた体験談を見ていると、そう言いたくなる気持ちもわからなくはない。