「要するにさ、シラフでいたら怖いから突っ張ってた」

「やっぱり、セックス・ピストルズみたいなアイドルとしてのあり方もあるわけじゃない。ほんとに人騒がせな、もう放送禁止用語をボンボン言っちゃったりとか。スキャンダラスな存在であることで、みんなから余計に注目を集めるみたいなさ。なんかそういう存在に向かっていっちゃったんだよね。

要するにさ、シラフでいたら怖いから突っ張ってた。こっちもなんか虚勢張ってないと、舐められんじゃねえかっていうのがあってさ。まだ10代、20 代の前半で若かったよね」

男闘呼組はデビュー時に、和也の独断で耕陽がリーダーに選ばれている。耕陽が選ばれた理由は「遅刻をしないから」だった。

アイドル雑誌の撮影で夕陽をバックに撮影しようと集合時間が設定されたことがあった。時間通りに来たのは耕陽だけ。他のメンバーが到着したのは、夕陽がとっくに沈んだ後だった。そんな時、耕陽が編集者に頭を下げるのが、毎度おなじみの光景だった。

構成/水野光博 写真/井村邦章

人生はとんとん ―成田昭次自叙伝―
成田 昭次
人生はとんとん ―成田昭次自叙伝―
2026年1月15日発売
2,200円(税込)
四六判/264ページ
ISBN: 978-4-08-790209-9

伝説のロックバンド男闘呼組のボーカル&ギター・成田昭次、初の自叙伝が発売!
50歳を超えて精力的に活動しチャレンジを続ける成田が語る、男闘呼組活動休止、逮捕、芸能界引退、そして奇跡の復活。舞台裏にあった熱き想いと涙。すべての成田昭次ファンに贈る著者渾身の一冊!

引っ込み思案だった幼少期、兄の背中を見て飛び込んだ芸能界、男闘呼組デビューの裏側、突然の活動休止、2009年大麻所持で逮捕。愛する兄の自死。
地元・名古屋の工場で働きながら、ようやく築いた平穏な毎日。そして、2019年男闘呼組メンバーとの運命の再会。
安定した生活を捨て、2022年男闘呼組再始動…。知られざる半生のすべてを赤裸々に語る。
男闘呼組メンバーである岡本健一、高橋和也、前田耕陽のコメントも収録。

Myojo10000字インタビューのスタッフが集結。本書の口絵には、『明星(Myojo)』でデビュー前から成田昭次を撮り続けてきたカメラマン井村邦章による撮り下ろしカットを掲載。

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