映画公開イベントに2万人が列
4人のアイドルらしからぬ熱演は高く評価され、映画『ロックよ、静かに流れよ』は、第12回日本アカデミー賞作品部門話題賞、キネマ旬報ベストテン第4位、第10回ヨコハマ映画祭、作品賞、監督賞、新人賞など数々の賞を獲得することになる。
公開記念として、『前夜祭だよ!男闘呼組&光GENJI』と銘打ったイベントが開催され、ミニコンサートと映画上映が行われた。2500枚の当日券のみ販売されることが発表されると2万人以上がチケットを求め列を作った。
2月の寒さの中、少女が2日間徹夜したり、チケットを求めるために学校をサボったとして8人の中学生が補導されるなどニュースにもなっている。
映画の撮影期間、ロケ地である長野県松本市で4人は2ヵ月間、寝食をともにしている。その時間が、よりメンバーの絆を深めていったと昭次が言う。
「ずっと一緒にいましたからね。特にホテルの部屋割りが俺と健一、和也と耕陽だったのが影響したのか、プライベートでつるんだりするのも、その組み合わせが多くなっていって」
メンバーとの関係が深まれば深まるほど、昭次は不思議に思った。
「社長がメンバーのこと、グループのこと、どこまで見えていたのかわかんないですけど、グループのバランスがすごい良かったんですよ。4人とも性格はバラバラなのに。自分ができないことをこいつはできるってこと、それぞれのメンバーに対して思ってた。だから意見が対立しても、最終的にはどこかでわかり合えた。
これがもしメンバーが3人やふたりだったら違ってた。4人だったからこそ。健一と和也はすごいイケイケな性格で。世間的には和也がイケイケだったように映るかもしれないけど、いちばんイケイケなのは多分健一で。ふたりが男闘呼組というグループのイニシアチブのようなものを握ってた。何かアイデアを生み出すのは、やっぱ健一とか和也だったから。
耕陽は頭がいいし、俯瞰(ふかん)して冷静にグループを見ることができる。社会性というか、男闘呼組という社会のルールや秩序を作って、男闘呼組の良心のような存在だった。
僕は僕で、ガンガン前へ行くタイプじゃなかったんで、よく言えばグループのブレーキ役としてバランスを取ってた気がする。グループのバランスってやっぱ大事で、イケイケの和也と健一がいて、ブレーキをかける俺と耕陽ってバランスが良かったんですよ」
構成/水野光博 写真/井村邦章













