「それぞれのご家庭でどう考えるかという問題」
鈴木氏によれば、状態のよい中古ランドセルが低価格で販売される裏には、ランドセル業界特有の事情があると話す。
「良い状態のものが低価格で流通する要因は、ひとつには個人の方がきれいな状態のものを売っている場合です。
もうひとつは業者によるケースです。ランドセルは耐生地摩耗年数が想定されているため、倉庫の奥に売れ残ったりしていた場合に保証がつけられなくなるものが出てきます。
それをメーカーが一括で廃棄しますが、その廃棄業者がリユースショップなどに流すケースもあります。
ただ、今はメーカーはほぼ流通在庫は持っていないので、今後は出なくなると思います」
では、今回のラン活をめぐる議論についてはどう捉えているのか。
「正直僕らが答えるべきかどうかわかりません。ただ、個人として言わせてもらえば、それぞれのご家庭でどう考えるかという問題で、他人がとやかく言うことではないとしか思いません」
最後に鈴木氏は、ランドセルが140年の歴史を経て今も使われ続けている背景には、職人やメーカーの努力の積み重ねがあると指摘。「進化と文化という部分を大切にしていけたらいいと思います」と語った。
子どもにとっても親にとっても大きなイベントである「ラン活」。子どもと相談しながら、それぞれにとっての「納得解」を見つけてほしい。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班












