一方で、「阪神ファン歴」に関する質問では、「20年以上」が約半数(46.5%)と、長年タイガースを推し続けるTORACOが多いことがわかりました。年代別のクロス集計では、20代で「15年以上」が3割弱(29.0%)、30代で「20年以上」が4割強(42.3%)もいて、物心ついた幼少期~小学生ぐらいから「タイガース愛」を貫く女性が3~4割いるのだろうと推察できます。

書籍『「幸福感」に満たされたいなら阪神ファンを知りましょう』より抜粋
書籍『「幸福感」に満たされたいなら阪神ファンを知りましょう』より抜粋
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それを裏付けるかのように、「初めて阪神ファンになったきっかけ」への質問では、「親の影響」が約6割(59.0%)とダントツでした。阪神ファンにとって、いかに幼少期からの「英才教育」の影響が大きいかが、よくわかります。

同時に、TORACOは「どのチームを推すべきかわからない」といった迷い、いわゆる「ジャム(決定回避)の法則」には陥りにくく、ストレスフリーでファンを続けられる割合が高いのではないか、と考えられますよね。

もっとも、今回の調査では「意外なこと」も複数わかりました。その一つが、NPBの他チームファンからの「乗り換え」について。「以前、他チームのファンだった」との回答者が約4人に1人(24.6%)いたのですが、乗り換える前に推していたチームの上位が、驚きの結果だったのです。

いったい、どのチームからの乗り換えが多かったと思いますか?

拙著『「幸福感」に満たされたいなら阪神ファンを知りましょう』ではそうした分析も行なっています。ぜひ詳細をお読みください。


文/牛窪恵

『「幸福感」に満たされたいなら阪神ファンを知りましょう マーケッターが気づいた「効果と法則」』(集英社)
牛窪恵
『「幸福感」に満たされたいなら阪神ファン マーケッターが気づいた「効果と法則」』(集英社)
2026年3月5日
1,760円(税込)
224ページ
ISBN: 978-4-08-790234-1

【野球でなく「幸せ」に関する本です!】
★「おひとりさま」「草食系」など数々の流行語を世に広め、「ホンマでっか!?TV」ほかテレビのコメンテーターでもおなじみのマーケッター・牛窪恵さん。大学教授でMBAホルダーでもある著者が、推し活と行動経済学などの研究を経て導き出した「Well-being(幸福感)」に繋がるキーワード、それが「阪神ファンと熱狂」でした。
★みずからも熱狂的な阪神ファンで、毎年40試合前後を球場で観戦する著者だからこそ気づいた、彼らの体感的リアリティと行動心理の意外な関係。本書を読むことで、阪神ファン自身も気づいていない「幸福感」に繋がるヒントが、数多く得られるはずです。
★本書ではそうした実践的ヒントを、著名なマーケティング理論や女性ファン(TORACO)約3000人への調査・取材を通して独自分析し、わかりやすく展開します。

【効果と法則はこんなこと!】
■報酬の予測誤差=「ダメな子ほど可愛い」が喜びをもたらす
■プラシーボ効果=前向きな「思い込み」こそが幸運を呼ぶ
■ファンベース効果=「熱狂」こそが幸福度を高める
■サンクコスト効果=「今後も私(僕)がいなきゃ」が愛着を生む
■幸せの損益分岐点=「小さな幸せ」の積み重ねが、幸福度を高める
■PERMAモデル=「没頭」こそが、幸福持続の源泉に

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