中道(公明出身)新人議員は「『やるぞ!』とドバッと飛び起きました」

午前9時を過ぎると、中道改革連合の議員たちが姿を見せ始めた。比例票を背景に議席を維持・伸長させた旧公明勢と、大幅に議席を減らした旧立憲勢。その「明暗」は表情にも滲んでいた。

党カラーのネクタイを締め、笑顔で現れたのは新人・犬飼明佳氏(愛知16区、中道改革連合・旧公明)だ。

犬飼明佳氏(撮影/集英社オンライン)
犬飼明佳氏(撮影/集英社オンライン)

「強い決意で今日を迎えました。嵐の中の船出だが、中道の種火をともすことはできた。政権をしっかり監視していく」

犬飼氏は「喉がカラカラです。今朝目覚めた時は、『やるぞ!』という決意でドバッと飛び起きました」と初登院の緊張を明かしつつ、合流新党としての足並みについてこう述べた。

「立憲出身の方、公明出身の方といらっしゃいますが、しっかりと手を取り合って足並みをそろえられると信じています。なぜなら、私の国会議員としての第一歩目は『中道改革連合』ですから。私は公明でもなければ立憲でもない。まっすぐど真ん中を進んでいきたい」

9時半、野党として再起を期す伊佐進一氏(大阪6区、中道改革連合・旧公明)が登院した。「何回目であっても緊張する」と語る伊佐氏は、結党直後の選挙で伝えきれなかった「中道のビジョン」を、今後の論戦を通じて明確に示すと意気込む。

「選挙直前にできた党ということもあって、中道がどういう日本を作りたいかというところが、短い選挙期間ではなかなか訴えきれなかった。国会論戦を通じて、『中道ってのはこういうのを目指してたんや』と、政権与党とは違う選択肢もありだなと思っていただけるような論戦をしたい」

落選した多くの同志、特に大幅に議席を減らした旧立憲出身者らへの思いを問われると、伊佐氏は表情を強張らせた。

「中道という旗印のもとで決意してくれたけど、残念ながら落選した多くの同志がいる。そういう人たちを勇気づけるためにも、『中道ってええやん』と思ってくれるような活動を作っていかなければ」

伊佐進一氏(撮影/集英社オンライン)
伊佐進一氏(撮影/集英社オンライン)

300議席超を誇る自民党に対しては、「数に任せて議論を減らせば、信頼を失うことになりかねない」と釘を刺し、国民と向き合う姿勢を強く求めた。長年、与党を経験してきた伊佐氏にとって、野党席から見上げる本会議場の風景は激変することになる。