「もう一度あの妖怪だらけの永田町に戻って鬼退治したい」
山本氏を欠いたれいわは、大石あきこ共同代表(大阪5区で出馬)が前面に出て衆院選を戦ってきた。
1月27日の公示直前に相次いで行なわれた一連の党首討論で大石氏は、旧統一教会の内部文書に自民党との深い関係をうかがわせる内容があったり、日本維新の会の地方議員による脱法的な国保逃れが次々と明らかになったことを指摘していた。
「そもそも解散とか、ド厚かましい話で、内閣総辞職ものなんですよね。今起きてることが」と高市早苗首相の解散判断を面と向かって正面から批判。
別の討論会では司会者の制止を聞かず持ち時間を超えて話し続けたことで批判を浴びながらも存在感は高まった。
だが、党への支持は増えるどころかつなぎ止めにも苦労する事態になっている。
「報道各社の情勢分析では序盤から解散前の8議席の維持は難しいと見られていましたが、時間が経つにつれ一層苦しくなっています。小選挙区での議席獲得はほぼ苦しく、比例でも解散前の勢力の半分を取れればいいほう。相当厳しい結果になるという数字が各社の世論調査で出ているようです」(政治部記者)
「れいわの求心力の中心」である山本氏が抜けた穴を埋められないまま迎えた終盤、選挙期間が残り3日となった2月5日午前に党は「山本太郎代表街宣!」とSNSで急告し山本氏を休ませる方針を一変した。
そして迎えた同日夜のJR池袋駅。西口ロータリーを埋めた支持者らの拍手に迎えられて登壇した山本氏は、働きすぎで命を失う前に病気に気づけたことは幸いだったと自分の状況を説明しながら「ここからなんとか体を治して、もう一度あの妖怪だらけの永田町に戻って鬼退治したい」と復活への意欲をアピールした。
そして自民・維新の連立与党で300議席をうかがう大勝になるとの予測が出ていることを挙げ、舌鋒鋭く与党を批判した。
「冗談じゃない。失われた30年。先進国でただ一つ経済を壊し続けた30年。身を切る改革と言いながら国民にそむき、自分たちの身は切らずに財布だけ厚くなっていくような者たちが政権与党。そんな国に未来ある?控えめに言ってもない」












