「そんなことはあり得ない」「先生がどれだけ忙しいかわかるか」

あまりのショックな事件に一部の保護者は木村容疑者だけでなく、園にも不信感を抱いていた。社会部記者が補足する

「今回の逮捕容疑は、2年前の1月、長野県で行なわれたウィンターキャンプでの出来事なんですが、根はもっと深いです。捜査関係者は、学童や保育園ですでに『同様の被害を数十件確認している』と話している。お風呂場なんかで、親の目が届かないところを狙って犯行に及んでいたようです。

一番恐ろしいのは、彼が築き上げていた『表の顔』のギャップです。被害を訴えた保護者に対して、木村や園側は当初 『そんなことはあり得ない』『保育園の先生がどれだけ忙しいかわかるか』『これはスキンシップで、家庭での愛情が足りないから、先生が抱っこしたり触ったりして補っているんだ』と説明していたようで、親の訴えが届かなかった。

つまり、職場では『熱心で信頼できる先生』というポジションを完全に確立していたわけです。

新宿警察署(撮影/集英社オンライン)
新宿警察署(撮影/集英社オンライン)
すべての画像を見る

捜査にも時間がかかりその裏で、子供たちはボロボロにされていました。『私は一人なんだ』とか、最悪の場合『死ねばいい』なんて言葉を口にする子までいて、強烈なトラウマを植え付けられています。保護者の間じゃ、事件になる前から『あいつはヤバい』って警戒されて情報共有されていたのに、時間がかかってしまった」

新たな変態保育士によるわいせつ事件。これ以上被害が拡大しないためにも徹底的な捜査が望まれる。

盗撮という犯罪行為、これ以上の拡大を防ぐことはできないのだろうか。

※「集英社オンライン」では、今回の事件についての情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。

メールアドレス:shueisha.online.news@gmail.com
X(旧Twitter):@shuon_news

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班