「しぶしぶ中道に入党しただけ」「立憲を乗っ取られた」立憲側にうずまく怨嗟の声

まさかの“単独で戦ったほうがマシだった”となりそうな状況に、立憲側からは党執行部への不満の声がうずまく。

立憲出身のリベラル系候補は「本当は立憲の候補として戦いたかったのに、党執行部は党内リベラル勢力の大物にも周到に根回しをして説得し終わっていたので、リベラル系議員もしぶしぶついていかざるを得なかった。

他党に頼らず、自分たちの主張を訴えていくのが筋なのに、安全保障や原発の持論を曲げてまで、公明と合流する意味があったのか」と嘆く。

そして、立憲系と公明系で明暗が分かれる情勢調査を受け「比例の上位はほぼすべて公明出身で、立憲出身者の比例復活はほぼ無理。まるで、立憲を公明党と創価学会に乗っ取られただけでは……。リベラル層からは『選挙のためにブレた』と言われ、信頼も失ってしまった。こんなことなら立憲のままでいたほうがよかった」とぼやく。

「こんなはずじゃなかった…」と肩を落とす立憲出身の議員たち。このまま衆院選が終わると、党内も大混乱に陥りそうだ。

自民党は単独で過半数を上回る予測も(撮影/集英社オンライン)
自民党は単独で過半数を上回る予測も(撮影/集英社オンライン)

「そもそも選挙に勝つために合流したのに、立憲側が惨敗の結果に終われば、まだ合流していない参院の立憲と公明が一緒になる必要はない、との議論は出てくるでしょう。来年春の統一地方選では各地で立憲と公明の候補が戦うわけですが、地方議員も中道の候補として戦う理由はほぼありません。中道は早々に分裂してしまうのではないでしょうか」(全国紙政治部記者)

「中道勢力の結集」を目指して合流した立憲と公明。野党第1党として一定の存在感をみせてきた立憲勢力が一気にしぼみ、結集は一瞬にして崩れてしまうのだろうか。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班