ソールの厚みは1.5〜2cmがベスト
では、シニアが運動をする際はどんなシューズを選ぶべきなのか。秋山院長は次のように語る。
「ソールは1.5cmから2cmくらいの厚みはあるほうがいいですね。でも、厚ければ厚いほど衝撃吸収力が高まるわけではないので、これくらいの厚さで十分です。
なお、運動初心者の方はジョギングやランニングから始めるのではなく、ウォーキングのような負担の少ない運動からスタートするとよいでしょう。年齢とともに筋力は衰えていますから、若いころの感覚で臨まないように注意してください。
また、最近の若い方には変化が見られますが、シニア世代は日本人特有の“甲高幅広”の足が多い印象です。そのため、アシックスのような日本のスポーツブランドのシューズが向いていると思います。とはいえ、ブランドにはあまりこだわらず、靴屋に行って何足もシューズを履いてみることが重要です。ネット通販ではなく、自分の足にしっかりフィットするものを選びましょう」
シニア世代の運動初心者にとって、厚底シューズはいきなり履くにはリスクの高い存在だ。ただ、「履いてはいけない靴」というわけではなく、重要なのは順番だと秋山院長は話す。
「もちろん、シニアだからといって厚底シューズが絶対にダメというわけではありません。ただし、厚底シューズはあくまでも運動パフォーマンスを上げるためのもの。身体を少しずつ鍛えながら、ウォーキング、ジョギング、ランニングと徐々に段階を踏んで、『もっと軽やかに走りたい』や『もっとタイムを縮めたい』と思ったときに、厚底シューズに挑戦するぶんには問題ないと思います。まずは、厚底シューズを履けるだけの筋力をつけるところからはじめましょう」
取材・文/渡辺ありさ













