今回の書類送検は、「あきらめた送検」?
書類送検後の流れとしては、事件がマトリから検察庁へ引き継がれ、担当検察官が捜査を継続し、最終的に起訴か不起訴の処分を決定する。
麻薬取締法違反の共同所持などの事件も扱ってきた元検事で、現在はレイ法律事務所の西山晴基弁護士が解説する。
「共同所持は非常に立証が難しく、不起訴の可能性が高いと言えます。押収された薬物が何であるか公表されていないので何とも言えませんが、覚醒剤などでは吸引器が使われるのでそこから指紋やDNAの採取はできますが、大麻であればそれらの採取は難しい。
なにより共同所持の場合はX氏の供述も必要不可欠で、それはとりようがない。また、押収した場所がリビングなど第三者が出入りする可能性がある場合、『知人が置いていった』などの言い訳もできてしまいます」
また西山弁護士によれば「疑いがあるがゆえの捜査だったのでしょうが、X氏が国外にいる状態のままでの送致であったことからすると、今回はあきらめた送致であるとも見えます」と言う。
「ここまで報道が出て、本人も家宅捜査を受けていたことも公表し、これ以上の捜査を進展させることは難しいということで、一旦打ち切るという意味での書類送検とも言えます。
おそらく今後、X氏が帰ってくることはないでしょうが、ここまで報道が出て米倉さんへの疑惑の目が向いている以上は、X氏には米倉さんへの『愛』があったならぜひ帰ってきていただき、真相を話してほしいですけどね」
警視庁担当記者からはこんな声も上がっている。
「警視庁の幹部も『こっちが動いていたら男の身柄を先におさえたり、もっとうまくできた』『そもそもマトリはちゃんと行動確認ができていたのか? Xが帰ってくるわけがない』と呆れています」
都内在住の元検察官もこのようにぼやいていた。
「違法薬物の捜査についてはマトリと警視庁で共同捜査することもありますが、今回はマトリだけで動いてしまったのでしょう。連携してたら、警視庁からそんな文句の声が上がることもなかったでしょうね」
関係者によると米倉は取り調べの際に行なわれた薬物検査にも素直に応じ、結果は陰性だったという。
米倉は今年2月13日には主演映画の配信が控えている。一部報道によれば「1月21日に都内の撮影所で試写会も予定されていた」と言う。しかし20日の報道で試写会は中止。
今後の米倉涼子の俳優人生はどうなるのか。疑惑の目が向けられたままでは、芸能界復帰はまだまだ先になりそうだ。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













