シメのラーメンは要注意!
もう1点、飲酒における老化予防の注意点があります。お酒を飲んだあとの「シメのラーメン」。これは糖化のリスクが非常に高い行為です。
私たちは以前、宴会時にお酒を飲む人と飲まない人では、血糖値の上がり方がどのように異なるのかを調べたことがあります。結果は、お酒を飲まずに食事をとっている人は、血糖値が通常通りに上がっていきました。
お酒を飲んだあとのシメのラーメンは注意!(写真/shutterstock)
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一方、お酒を飲んでいる人は、血糖値がなかなか上昇しないのです。それによって脳が「糖質不足」と感じるのだと思います。そのため、お酒を飲み終わる頃、脳が糖質を執拗に欲するようになります。それによって、シメにラーメンなどの糖質が無性に食べたくなるのです。
しかし、アルコールが切れてくる頃、血糖値は一気に上昇します。シメに炭水化物をとってしまうと、その分、血糖値が高くなり、アルデヒドスパークが起こります。しかも、アルコールの摂取によって体内ではアセトアルデヒドも発生しています。そのうえ、アルデヒドスパークまで起これば、まさに糖化のダブルパンチ。
だからこそ、お酒は適量を守り、シメのラーメンはしない。ここを意識してお酒の席を楽しむことができれば、飲酒による老化は防げるはずです。
なお、お酒は飲む前の対策も重要。アルコールの分解によってできる「アセトアルデヒドスパーク」を防ぐためには、アミノ酸やポリフェノールを含むチーズやナッツ、ゆで卵などを先に口にしておくとよいでしょう。
最新科学でわかった 老けない食べ方の新常識: 糖化博士が教える若返り46のコツ
八木雅之
2025/11/27
1,870円(税込)
256ページ
ISBN: 978-4837940647
「糖化は老化」という言葉の生みの親であり、
「糖化ストレス研究」のパイオニアである著者が、
最新科学でわかった「本当の老けない食べ方」を初公開!
これまで、「糖化(老化)」の原因は「糖質」とされてきました。
しかし、最新の研究により、老化を引き起こす真の原因が明らかになったのです。
老化の真犯人――それは、体内で発生する「アルデヒド」という毒素です。
いくら「糖質」を制限したとしても、いくら「脂質」を控えたとしても、
残念ながら、それだけでは、糖化(老化)を防ぐことはできません。
やっかいなことに、アルデヒドは食事をするたびに必ず発生します。
私たちは、「食べるたびに、少しずつ老化している」、ということです。
しかし、対策の手立てがないわけではありません。
著者たちの実験によって、アルデヒドの発生を抑える方法が、
ある食べ方の工夫にあることがわかったのです。その工夫とは、
【老化を防ぐ食べ方公式】タンパク質×脂質×酸=黄金トリオ
この公式にしたがった食べ方をするということ。
一食の中に、タンパク質、脂質、酸の3つをそろえるだけで、
老化の真犯人「アルデヒド」の発生を最小限に抑えることができるのです。
おいしい白ご飯、ラーメン、パスタ……もう我慢する必要はありません!
唐揚げやピザ、とんかつにハンバーグ、もちろん、お酒もスイーツも なんでも食べてかまわないのです!
食事を楽しみながら、若々しく、豊かに、人生を味わい尽くしましょう!