「何を飲むか」と「どれだけ飲むか」が大切

一方、「とりあえず1杯目」として選ばれることが多いビールはどうでしょうか。

とりあえず1杯目のビール(写真/shutterstock)
とりあえず1杯目のビール(写真/shutterstock)

じつは以前、ビールの抗糖化作用を調査しようと試みたことがあります。しかし、その分析は断念せざるを得ませんでした。

理由は、ビールの原料や製法が多岐にわたり、成分構成が非常に複雑だったからです。たとえば、麦芽やホップの種類、発酵方法、濾過や熟成の違いによって、含まれるポリフェノールの種類も量も大きく変わってしまいます。

仮に抗糖化作用が確認できたとしても、「どの成分がどのように作用したのか」を特定するのが極めて難しい。そう判断し、この研究はいったん見送ることにしました。

さらに、居酒屋で人気の「レモンサワー」についても触れておきましょう。

スッキリ飲めるレモンサワー(写真/shutterstock)
スッキリ飲めるレモンサワー(写真/shutterstock)

多くの居酒屋のレモンサワーや缶チューハイには、果糖ブドウ糖液糖(異性化糖)などの糖質が多く含まれています。この場合は、アルデヒドスパークの危険性が高まります。この点には注意が必要です。

レモンサワーなどを飲む際には、なるべく無糖タイプを選ぶか、自分でつくるとよいでしょう。

なお、いくら抗糖化作用があるお酒を選んでも、飲み過ぎれば逆効果。アルコールが分解される際に発生するアセトアルデヒドが糖化を進めてしまうからです。

お酒を楽しみながら若さを保つためには、「何を、どう飲むか」も大切ですが、「どれだけ飲むか」も忘れてはならない要素です。