「アイドルあるある」をリアルに落とし込む

──齊藤さんが演じる山岡真衣が所属するアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のメンバーとは現場でどのようなコミュニケーションを取っていましたか?

人狼ゲームが好きで「ワードウルフ」っていう人狼ゲームの派生みたいな簡単にできるゲームをメンバーでやって……そしたら5人ともすごく上手で! それからずっと撮影の合間に人狼ゲームをやっていたら自然と仲良くなりました。

他の作品の現場でも共演者の方と仲良くなることはあったんですけど、多人数でこんなに仲良くなることはなかなかなかったですし、本当のアイドルグループみたいでした。

チーフマネージャー役の唐田(えりか)さんとも人狼ゲームを通じて仲良くなりました。私と同い年なんですけど、めちゃくちゃかわいらしい方で。ハッピー☆ファンファーレのLINEグループがあるんですけど、そこに唐田さんも入ってます。

「ハッピー☆ファンファーレ」のメンバーには元アイドルや現役のアイドルも起用されている
「ハッピー☆ファンファーレ」のメンバーには元アイドルや現役のアイドルも起用されている

──ダンスや歌の演技をするにあたって、グループ時代のアプローチとの違いを意識した部分はありましたか?

見た目や髪型とかもそうですけど、曲や振付のテイストも、当時私がいたグループとはまたちょっと違った感じがあって。だからマイマイ(山岡真衣の愛称)として演じ切ることができました。

ライブでMCをしているときに急に照明が暗転して映像が流れて、それが終わったと思ったら今度はマネージャーさんが後ろから出てきて手紙みたいなのを渡されてサプライズ告知があるみたいなことは実際に経験がありますし、実際どのアイドルグループの方も経験されている「アイドルあるある」が作品の随所に散りばめられているのは、撮影しながら面白いなと思いました。

──昨年、カンヌ国際映画祭や釜山国際映画祭といった海外の映画祭にも出席されました。本作でも描かれる「日本独自のアイドル文化」や恋愛禁止といったテーマが海外の観客にどう受け取られたか、ご自身で実感されたところはありますか?

フランスではわりと「そうなんだ……」と新鮮なリアクションだったんですけど、韓国では共感していただいた感触がありましたね。

──やはり韓国はK-POPの文化が身近だからですね。

そうですよね。