「経営者と部下という関係の中で積もり積もったものがあったのでは…」
酒乱というほどではないが、酒がらみでだらしなく振る舞う山中容疑者は、「経営者」である河嶋さんからすると、「部下」として心許ない存在に変わっていったのかもしれない。
「山中さんは酔って暴れたり、泥酔してその辺で寝てるようなこともなかったし、『あの人酒癖悪いよね』と評判になるようなこともなかったです。ただ、それでも河嶋さんは会社の看板という意味で気にしていました。結局そういうことがボーナスの件に繋がるんだとは思いますけど。
とはいえ、山中さんが警察で供述している、『ボーナスが1.5ヶ月から1ヶ月に減ったこと』だけが犯行の動機とは思えません。河嶋さんが社長然として山中さんに偉そうに物を言うというのは見たことありませんでしたが、経営者と部下という関係の中で積もり積もったものがあったのではないでしょうか。
友達付き合いでは言わなくてもいいことを仕事上では言わなきゃいけないことってありますし、友達同士(のまま)で一緒に働かなければ良かったってよく言うじゃないですか。本当そんな感じだったんじゃないかって思います。二人を見ていてさすがに今回の事件のようなことになるとは思いませんでしたが……。
報道を見ると着替えを用意したりと計画的だったと言われていますが、もうその頃には冷静に見れなくなっていたんじゃないかなって思います。山中さんについても普段は本当に気のいい人でしたし、こんなことをするような雰囲気はありませんでしたから……」
「上司」に対して芽生えた殺意を押しとどめられなかった「部下」。父から引き継いだ会社を守ろうと気を配った末に、河嶋さんは刃を向けられることになった。その相手が30年来の「親友」だったというのは悲劇というしかない。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













