「クイズ!ヘキサゴン」で号泣した理由

――その後、数々のバラエティ番組に出演され、タレントとして再びブレイクされましたね。

バラエティに出たのは、会社があれだけ宣伝費と制作費をかけてくれたのに、歌手としては売れなかったから。タレントになって黒字を出して恩返しがしたかった。

だけど、番組の企画で、「マクドナルドに行ったら5セット食べられるから自分めっちゃ大食いです!」って自分の方からプレゼンして出演したのに、同じ味をたくさん食べるのは、本当に難しくてキツすぎて。達成できなかったことが悔しくて泣いてしまって、マスカラが落ちて黒い涙を流してしまった日もありました(笑)

リニューアルオープンした「人類みなウチのラーメン」にて。インタビューに応えるmisonoさん
リニューアルオープンした「人類みなウチのラーメン」にて。インタビューに応えるmisonoさん

――出演した番組の中で、特に辛かったことはおありですか。

27時間テレビとヘキサゴンのコラボで、メンバーみんなで10キロマラソンを走る企画があって。陸上部だったけど短距離だったから長距離が苦手で。でも収録の前後にみんなと練習しまくって当日を迎えたんです。

でもその前日の深夜に「めちゃイケ」で氷水に落ちる企画に出て、アドレナリンで結局一睡もできないまま走ることになって。昨日は寝れましたか?という質問に、ずっと起きてました!って答えたのがいけなかったのか、マラソンが始まって自分が走者からタスキを受け取って少しだけ走ったら、ドクターストップがかかってしまい…。

その場で泣き崩れました。車に戻ってからもエンディングまで号泣してました。みんなが感動的にゴールする中、『この日のために辛いトレーニングをしてきたのに自分だけ走っていないから恥ずかしい…』という思いが込み上げてきて、どういう顔でいればいいのかも分からなくて、

ずっと下を向いたままエンディングに立っていて…。そこから「27時間テレビ見ました」と言われるのがしんどくて、1ヶ月間外に出られなかったです。

そのタイミングでまた芸能界やめよう、と思って家に引きこもってしまいました。初めて仕事も飛ばしてしまい、携帯も電源をきったままでした。ご飯も食べられなくなって、当時の彼氏が持ってきてくれるドリンクだけを飲んで過ごしていました。ダイエットしてる時は体重が減らなかったのに一気に体重が落ちたので人生で1番痩せてました(笑)

後編「ウチ、需要ないんや」misonoが語る実業家に転身した理由に続く

取材・文/佐藤ありさ