「彼女なりに早期選挙での勝ち筋を見つけたんでしょう」
9月24日にラブホ通いが発覚してから、前橋では「市のイメージがめちゃくちゃになる」「子どもたちまで小川氏のことを“ラブホ市長”と呼んでいるので、小川晶の名が書かれた表彰状はもらいたくない」との市民の声が噴出した。
だが市議会から事実上辞職を求める「早期の決断」を求められた小川市長は、事態勃発から3週間たった10月17日に“続投宣言”。
その内容の核心はこうだ。
「喫緊の課題も山積しています。辞任や出直し選挙等も考えましたが、まず選挙の時の公約を1日でも早く果たしてほしいという市民の強いお言葉をいただき、ここで退くのではなく、掲げた公約を実現することが私に課せられた責任であると改めて職責の重さを感じるに至りました。どのような状況にあっても、市民生活を支える行政を止めることはできません」
少なくとも11月18日までは“いかなる状況でも行政を止めない”と決意してた小川市長だが、わずか1週間で“謝り切れない”“一度立ち止まる”に激変したわけだ。
小川市長に批判的な自民党系の市政関係者はこの動きを「彼女なりに早期選挙での勝ち筋を見つけたんでしょう」とみる。
「市長が任期途中に職を失えば、その翌日から50日以内に出直し選挙が行われます。今のところ来年1月5日告示、12日に投開票になるでしょう。不信任決議案が可決されていればさらに最長10日先になっていたのが短期決戦になりました」(同関係者)
出直し選に出馬する公算が高いとみられる小川市長は「よくも悪くも候補者としての知名度は圧倒的」な存在だ。













