「幻の温泉郷の巻」(ジャンプ・コミックス第57巻収録)

今回は、旅行でインチキ温泉に訪れた両さんがひと肌脱いで、本物の温泉を掘り当てるお話をお届けする。

財政難にあえぐ地元民の姿に男気を発揮して、温泉の発掘をはじめる両さんの姿はなんとも頼もしい。だが、いつものようについやりすぎてしまい、やがて噴泉ばかりかマグマまでが吹き出す事態に……。といえば、本作における両さんの不死伝説のさまは、ご想像いただけるのではないだろうか?

参考までに申し上げると、マグマの温度は低くても600~700℃はある。とても「いい湯だな」などと言っていられる温度ではない。

なお両さんの耐熱能力の高さが描写されているエピソードは、本作以外にもいくつか存在する。

「世界グルメ大会!?の巻」(ジャンプ・コミックス第87巻収録)では、テレビのバラエティ番組の収録に臨み、炎の中心にあるブイヤベースを飲み、煮えたぎる巨大な天ぷら鍋の中に浸かって天ぷらを食した。

「世界グルメ大会!?の巻」より。天ぷら油の温度は160~190℃。185~190℃の高温で揚げるとカラッと仕上がります!
「世界グルメ大会!?の巻」より。天ぷら油の温度は160~190℃。185~190℃の高温で揚げるとカラッと仕上がります!

「トロピカルDEアミーゴの巻(後編)」(ジャンプ・コミックス第122巻収録)では、水中オリンピックの競技場にしていた海域がマグマによって沸騰。このときは両さん以外の競技者も多数いたのだが、警視庁が誇る変態刑事集団で海パン刑事らが所属する特殊刑事課だったために、全員が無事だった(?)。

「トロピカルDEアミーゴの巻(後編)」より。この後、海水が沸騰するが、競技はギリギリまで続行された……
「トロピカルDEアミーゴの巻(後編)」より。この後、海水が沸騰するが、競技はギリギリまで続行された……

それでは次のページから、両さんが生物の限界を超えた耐熱能力を発揮する? お話をお楽しみください!!