「お手柄!?不発弾!の巻」(ジャンプ・コミックス第61巻収録)
今回は、栃木県の日光に出かけていた両さんと本田が、第二次世界大戦中の不発弾を東京の警視庁まで運ぶお話をお届けする。
不発弾が見つかったとき、両さんは「戦時中このあたりに飛行機工場があったんだよ」「飛行場を爆撃した不発弾のひとつ」と述べている。日光からの東京への帰り道で、栃木県の飛行機工場とは、おそらく中島飛行機の工場だろう。同社発祥の地で工場と専用飛行場があった、太田市あたりでのシーンだろうか。
なお両さんたちが運ぶ不発弾は2発。サイズからすると、250kg爆弾もしくは125㎏爆弾のようだ。これらをリアカーに積んでの旅を繰り広げるのだが、本来ならとても人間が担いで持ち上げられるような代物ではない。やはり両さんの肉体は、常人の物差しで測ることはできないようだ。
ちなみに爆弾の威力はというと……250キロ爆弾の場合、落下地点から45メートル以内の人は即死し、150メートル以内の人は死傷するという。経年と地中に埋まっていたことによる劣化により、極めて爆発しやすい状態だと思われる爆弾がお供の小旅行など、死と隣り合わせの旅でしかない。
本作のラストではこの爆弾が、両さんの不死伝説に新たな1ページを刻むことになるのだが、こちらは読んでのお楽しみとしたい。
それでは次のページから、両さんと本田による爆弾を抱えての決死行をお楽しみください!!



















