野球少年や独立リーガーを指導する日々
――現在は何をされているんですか?
一場靖弘(以下、同) 今は保険代理店の「ほけんのぜんぶ」という会社で正社員をやりながら、出向という形でホールディングス(株式会社ZENB HOLDINGS)が展開するベースボールアカデミー(ゼンブアカデミー)の代表と、業務委託で独立リーグ球団「山梨ファイヤーウィンズ」で投手コーチをしてます。
――肩書が3つも!? 忙しそうですね。
三刀流ですからね(笑)。ただ、今は講師だけでなく代表としてアカデミーの経営もやっているので、これが業務のメイン。そのスキマ時間で保険の仕事やファイヤーウィンズのコーチをやってるって感じです。
――アカデミーの生徒の年齢層は?
小1から中3です。
――いわゆる今どきの子たちですけど、どのような指導を心掛けていますか?
僕は一切怒らないですね。誉めもしませんが。
――理路整然と?
そうですね。ラプソードや電子カルテのデータを活用して、何がよくて何がダメなのかをアプリで共有して指導しています。
子供たちには「野球は頭を使わなくてはできないよ」ってことを知ってもらいたいので。
――ハイテクですね。
僕が代表になる前はけっこうワイワイと楽しんでやる雰囲気だったんですけど、せっかくだったらドラフト候補になるような選手を育てたいじゃないですか。
――今年から山梨ファイヤーウィンズの投手コーチも務められましたが、こちらはいかがでしたか?
縁もゆかりもない土地ではありますが、野球で地方を盛り上げられたらと思ってやってます。球団もアカデミーもうちのホールディングスの中の生活支援領域事業のひとつなので。
――ファイヤーウィンズはルートインBCリーグのBC-Westでは残念ながら4位で最下位でした。
力はあるし、上位のチームとの差はそこまで感じませんでした。打線はいいのでもっとピッチャーが試合をつくって投打がかみ合えば全然イケますね。
まぁ、チーム防御率が悪いのは投手コーチである僕の責任でもあるのですが……(苦笑)。













