“意識高い系”ではない人も参加してほしい
2020年に発足後、少しずつメンバー数を増やしながら、大学のボランティアセンターに登録して活動するようになったという。現在メンバーは60名。小島さん(1年生)は参加のきっかけについて次のように話す。
「なにか“高尚”な感じのことをやろうというよりは、先輩たちの雰囲気が良かったので参加しました。活動したことの結果が目に見える形で分かりますし、意外とロータリーのゴミ問題に関心を持つ人が多くて、『自分たちの活動がいつかもっと大きいことにつながるんじゃないか』という期待感もあります」
西岡さん(1年生)も、「最初はゴミを拾いたいとか高田馬場駅前を綺麗にしたいという意識はまったくなかった」という。会のホームページに「いわゆる“意識高い系”ではない方や、他大の方も大歓迎」とあるように、活動への参加の間口は広くしている。
三好さんは次のように話す。
「私の場合は、『早大生がロータリーにポイ捨てしたゴミを小学生が拾ったりしてるらしい』と聞いてショックを受けたことが会を知るきっかけになりました。でも、活動に参加するのは、必ずしもそうした問題意識を最初から持っている人だけでなくてもいいと思います。
なかには、ロータリーが街の人たちの『居場所』になっているという文化的な側面を大事にしたいというメンバーもいます。ポイ捨てをしている人たちを一様に排除しようというような意識ではなく、お互いに寄り添い合いながら巻き込むような形で変えていけたら、と考えています」













