「Hey! Bro!(やあ、兄弟)」

発達中の低気圧の影響により、本降りの雨となった東京・渋谷では、仮装をする外国人で溢れており、外国語が至るところで飛び交っていた。

センター街の入り口には「禁止だよ!迷惑ハロウィン」と書かれた横断幕が掲げられている。

スクランブル交差点を超えた先にあるセンター街の入り口(撮影/集英社オンライン)
スクランブル交差点を超えた先にあるセンター街の入り口(撮影/集英社オンライン)
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東京都内から渋谷にバニーガールのコスプレで訪れた18歳の大学生2人はこうため息をつく。

「バニーのコスプレで、お酒は飲めないけど楽しみたい!」(撮影/集英社オンライン)
「バニーのコスプレで、お酒は飲めないけど楽しみたい!」(撮影/集英社オンライン)

「せっかくの機会で、若いうちしかコスプレができないので、雨だけど、今日は来ちゃいました。都内に住んでいます。今渋谷に来たばかりで、終電で帰れればなとは思っていますが、思った以上にコスプレをしている人が少なく驚いています。今年が2回目のハロウィンで、去年と比べて、人がかなり少ないように感じます。」

警察官はこの日、約125人体制で警戒に当たったようだ。JR渋谷駅のハチ公像前では、人が集まらないよう「鉄柵」が用意された。また、渋谷区は路上での飲酒禁止を呼びかけており、センター街などのコンビニでは酒類販売が自粛された。

渋谷駅前スクランブル交差点に面したファッションビル「渋谷109」前では、350mlの缶チューハイを手に持った50代と見られる男性が、「なんで(横断歩道を)すぐ渡れないの?遅くない?」「早くしてよ」など警察官と押し問答をしていた。

缶チューハイを飲みながら歩く男性(撮影/集英社オンライン)
缶チューハイを飲みながら歩く男性(撮影/集英社オンライン)