防衛相に就いたものの、重要な防衛政策の意思決定にはタッチできず?

総裁選には敗れたものの、再び首相の座を目指すうえでは欠かせない安全保障分野の経験を積める防衛相に就いた進次郎氏。さっそく防衛費の増額を視野に入れた安全保障3文書の改定前倒しなど、高市氏肝いりの重要課題に深く関わるかと思いきや…。

「第二次安倍政権の再現をねらう高市首相は、外交や安保の総合調整にあたる国家安全保障局長に、安倍政権時代に『自由で開かれたインド太平洋戦略』の策定に携わった市川恵一氏を充てました。市川氏は駐インドネシア大使となる人事が発令されたばかりでしたが、高市氏たっての希望で呼び寄せたとされています。安倍氏にならい、防衛政策を官邸側で主導していきたい意図が透けてみえます」(全国紙政治部記者)

そのため永田町では、進次郎氏は防衛相に就いたものの、安保3文書改定などの重要な意思決定にはそれほど関与できないとの見方が出ている。

小泉進次郎防衛相(本人Xより)
小泉進次郎防衛相(本人Xより)
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