「両さんの減量(ダイエット)作戦の巻」(ジャンプ・コミックス第55巻収録)
今回は、両さんが麗子から中年太りを指摘され、過酷な食事制限をするはめになるお話をお届けする。部長からとある条件を提案された両さんは、目の色を変えて減量に邁進するのだが……?
両さんと言えば、暴飲暴食は日常茶飯事。おまけに食いだめが可能な、異常な体質の持ち主だ。なにしろ、自分の体重を超える食物すら摂取可能なのだ。太ってしまったとしても、なんら不思議はない。
熊は一年間に必要とする食べ物の8割を限られた期間で食べるというが、もちろん人間には不可能だ。それに、糖質や脂肪とは異なり体内に蓄積できない蛋白質などの栄養素も多い。やはり両さんの肉体には、驚異の機能が備わっているとしか言いようがない。
ちなみに両さんは、本作以外でもかなり過激な減量状態に陥ったことがある。
「両津式貯蓄法!?の巻」(ジャンプ・コミックス第26巻収録)では、両さんが蓄財に励むあまり、食費を削って栄養失調状態に。聞けば、42日もの間、カップラーメンだけの食事ですごしているという。貯蓄の理由は、競走馬の馬主となって一攫千金を狙うためだった。
また、「I am スーパー仮面!!の巻」(ジャンプ・コミックス第61巻収録)では、高額のバイト料に釣られて、ぬいぐるみショーで「中の人」となるアルバイトに励む。あまりのハードさとぬいぐるみの重さ&中の温度の高さが望まぬダイエット効果を呼び、両さんは体重を30㎏も減らすことになった。
いずれにしても、「金のためなら体も(命も)削る」点では、本作での立ち振る舞いと共通しているようだ……。
それでは次のページから、おのれの食欲と死闘を繰り広げる両さんのお話をお楽しみください!!



















