「やけの大食い!?の巻」(ジャンプ・コミックス第142巻収録)
今回は、大食いが得意な女性警察官・乙姫菜々との回転寿司大食い勝負に挑む両さんが、なぜか大食いのダブルブッキング、トリプルブッキング状態を迎えるお話をお届けする。
両さんは「人間ポリバケツ」の異名を持ち、大食、暴食はお手のもののだ。
だがそんな両さんに、最大の危機が迫る。乙姫との勝負を前に、テレビの大食い番組の収録が入り、さらには超神田寿司の女将・擬宝珠夏春都(ぎぼし・ゲパルト)や京都の名家の主・磯鷲剣之介(いそわし・けんのすけ)とばったり出会って美食の相伴に預かるハメに。普段ならうれしいはずのタダ飯も、このときばかりは苦行と化して……。
大食いは、肥満をもたらし消化器官に負荷をかけるのはもちろんのこと、肝機能障害、過食性障害、糖尿病、さらには癌などの原因となる。
また、SNSで見かける「ドカ食い気絶部」は、大量の炭水化物を一気に摂取することで、多幸感を催すドーパミンなどの神経伝達物質を分泌、血糖値も爆アゲされてインスリンが大量に分泌され、結果、眠気に襲われて倒れるように爆睡という一連の状態を呼ぶ。
これは、ネットミームとして無邪気に笑っていてよいものではない。端的にいってしまうと、健康を損ない、命を縮める自滅的行為なのだ。こんなことをして無事でいられるのは、人間を超えた超常の生物、つまり両さんだけだ。
本作では、そんな両さんにかつてない飽食の危機が訪れるのだが……!?
それでは次のページから、両さんが大食いの限界を極めることになるお話をお楽しみください!!



















