グループLINEは涙マークでリアクション

退職代行の仕事を弁護士にあっせんし、紹介料として報酬を受け取っていた疑いで、22日、警視庁が「モームリ」の運営会社・アルバトロスと関係先に一斉捜索を行なった。

元従業員のA氏はこの件を受けてたしかに会社の業務として退職希望者を弁護士に紹介し報酬を受け取っていたと♯1で語ってくれたが、「モームリ」が抱えている問題は弁護士法違反の疑いだけではないという。

「アルバトロス」の企業体質については今年4月16日に週刊文春が報じており、谷本社長の“パワハラ体質”についても触れられている。「集英社オンライン」は、別の元従業員A氏を取材。A氏も社内の違和感”を訴えた。

宣伝トラックが頻繁に走っていた(会社HPより)
宣伝トラックが頻繁に走っていた(会社HPより)
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「われわれ従業員は日々の仕事などを日報として提出するのですが、その日報に谷本社長や部長に就いている谷本社長の奥さんなどから定期的にコメントが書き込まれます。そのコメントが辛辣で、谷本社長は日報を書いた従業員に対し『○○くん居たの?』などというコメントを書き込んだりしていました。

また、従業員の名前を羅列しそれぞれミスの回数と内容を書き込んだ“ミスのPDF”がありグループチャットに送信されてきます。PDFはミスの回数をまとめたものでミスが多い人は赤字になって目立つようになっています。こんなにミスあるのヤバくない?という感じでさらされるので、みなそれに恐怖感を覚え萎縮していました。PDFに関しては2週間に一度更新されていく感じでしたね。PDFとともに谷本社長が一言LINEを送ってくるのですがきつい言葉が多く、みんなLINEの涙マークでリアクションしていました」