裏スローガンは「退職代行のなくなる世の中になってほしい」
A氏が勤めていたころのアルバトロスは、純粋に「誰かの助けになりたい」という使命感を持つ社員が多かったそうだ。自身では退職を告げられず、「モームリ」を利用した退職者が「今度は誰かを助けてあげたい」とアルバトロスで働くケースもあったという。
「今回の弁護士法違反についてですが、現場の従業員と会社の上層部との思いの間には乖離があったと思います。会社の上は(退職代行のサービスについて)お金のための新たなビジネスチャンスと捉えていたフシがありますが、現場の従業員の中にはただ相談者の助けになりたいという思いの人もいたはずです。
実は『退職代行のなくなる世の中になってほしい』というのが会社の願いでもあります。誰もが言いたいことを言える世の中になってほしいという意味ですが、それならまず自分たちの会社が『モームリ』と言われないようになっていってほしいですね」
捜査関係者によると「モームリ」について残業代の請求などの非弁行為も把握しており、違法性のある業務が他にないかを含め今後捜査する方針だ。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













