オヤジ監督は必ずしも高齢ではない
昔は名監督と言えばオヤジと相場が決まっていたが、実際に彼らが活躍した頃の年齢は印象と違って驚くほど若い。往年のオヤジ監督たちの初就任の年齢と退任時の年齢を挙げてみる。
藤本定義(1904年生まれ) 就任31歳 退任63歳
水原 茂(1909年生まれ) 就任41歳 退任62歳
三原 脩(1911年生まれ) 就任36歳 退任62歳
鶴岡一人(1916年生まれ) 就任30歳 退任52歳
川上哲治(1920年生まれ) 就任41歳 退任54歳
西本幸雄(1920年生まれ) 就任40歳 退任61歳
上田利治(1937年生まれ) 就任37歳 退任62歳
往時を知る人からすると、そんなに若かったのかと驚くような実年齢ではないだろうか。昔の人は、若くして威厳や貫禄を身に備えていたものだと、つくづく思う。
もちろん近年、平均寿命が大きく伸びたことで、「老人」のイメージが変わったのも大きい。