「いずれは台湾の保健省に関わる国の仕事がしたい」
ただ、移住となると色々と準備も必要だ。今はさまざまな書類申請や手続きなどに追われているようだ。
「居住権を得るためには現地法人を持たなければいけないので、その準備をしていますね。今はいろんなイベントやテレビに出たりとしていますが、活動は多岐にわたります。
現在、台湾で行われるイベントに日本のグラドルとかをブッキングしたりと、日本と台湾の橋渡し的な役割とかね。あとは男性の下半身のアンチエイジング系クリニックのコンサルティングなどもしてますし」
「いずれは日本でいうところの厚労省的な機関である台湾の保健省に関わる国の仕事がしたい」とまで言い切る鷹氏。
「性教育に関わる仕事をしたいですね。単にエロいコンテンツ作りに関わるのではなく、性に関するテクニック的な話ではなく、そもそも性は人生を豊かにするもので、そのための安全な性とは何かを伝えるような仕事がしたいんです」
とはいえ、鷹氏が名を馳せたゴールドフィンガーこと「金手指」が成せる性的な演出は、いっぽうで現実的な行為ではなく、時に女性の体を傷つけてしまう行為でもある。その辺りはどう考えているのか。
「たしかにゴールドフィンガーは僕のように爪をヤスリで研ぎ女性の体を傷つけない指とプロの女優さん相手だから実現できる演出で、あれは真似をするものではありません。
それは確かに成人ビデオの悪影響のひとつであるとも言える。でもひとつだけ言うと、俺はプライベートの行為で指は使いません」
プライベートの「営み」でゴールドフィンガーを封じて、一体どうするというのか。
「やはり女性のあちらは繊細な場であり聖域ですから、指など突っ込む場ではないと個人的には思っています。唇と舌で敬愛の意を伝えることはできるでしょう」
現在66歳の鷹氏、ゴールドフィンガーは使わずともプライベートのお相手はいるのか。
「俺はこう見えて硬い男ですからね。あんまり女性とお付き合いはしないんですけど、離婚後、ひとりだけ付き合った方はいました。その方とお別れして以降は決まった人はいませんね。でも、もちろん自発的に使ってもいますし、ビンビンですよ(笑)。台湾で素敵な女性との出会いに期待します!」
今も現役感ビンビンの鷹氏であった。台湾での活躍に期待したい。
取材・文/河合桃子 集英社オンライン編集部ニュース班