いつまで自民党のおふざけに付き合わなきゃいけないのか

その前の7月、自民党の平井卓也・元デジタル大臣はネット番組で、参院選中の交流サイト(SNS)でのアカウントの凍結に関する話の中で、「われわれ、相当消し込みにはいっていますから」と発言した。

この発言がネットで話題を呼ぶと平井氏は「不適切な投稿に対し、プラットフォームが提供する『通報機能』など正当な手段で対応することであり、健全な言論空間を守るために当然の行動」と弁明したが、正直、国民の中には恐怖を覚えた人もいるだろう。

「消し込み発言」が話題となった平井卓也元デジタル大臣(首相官邸HPより)
「消し込み発言」が話題となった平井卓也元デジタル大臣(首相官邸HPより)

ましてや、初代デジタル大臣である平井氏は元電通社員で、一族で四国新聞社を経営するメディア関係者だ。そして今回のステマ騒動の発信源となるメールを送った牧島氏も元デジタル大臣だ。

進次郎氏は国民の生の声を聞くといいながらXアカウントのリプライ欄、インスタグラムのコメント欄を閉鎖し、”意見”を「なまごえ投稿フォーム」に集約する方針だ。それは都合の悪い意見を隠しているだけなのではないだろうか。

いつまでこんな自民党の「おふざけ」に国民は付き合わされないといけないのか。総裁選含む、政党そのものを規制する政党法の制定、ならびに世襲議員ばかり優遇される今の政治界に対する変革も求めたい。

文/集英社オンライン編集部