「がんばれ麗子の巻」(ジャンプ・コミックス第巻166収録)
今回は、ジュニア社長たちとの会話を弾ませるべく、麗子が人気ロボットアニメシリーズ『機動戦士ガムダン』の猛勉強に励むお話をお届けする。
若社長たちがドップリと「世代」なロボットアニメ『ガムダン』。多数のシリーズを擁し、莫大な種類のプラモデルを発売している超ロングセラーロボットアニメといえば、元ネタをわざわざ申し上げるまでもないだろう。
麗子は両さんの薫陶を受け、見事『ガムダン』をマスターすることができるのか……。
さて、1980年代の第一次ガンプラブームの頃、バンダイ以外のメーカー各社は、SFミリタリーテイストのスケールモデル……有り体に言ってしまうと『機動戦士ガンダム』を意識した後追い商品を、次々と市場へと送り出した。
アリイは、1970年代の巨大ロボットプラモの金型を改修して展開した『太陽系戦隊 ガルダン』を。そして、『超銀河伝説バイソン』という現実には存在しないアニメ作品の「ザ★アニメージ」シリーズを。
エアソフトガンで知られる東京マルイは、過去製品のパッケージアートを変更して「モビルフォース ガンガル」を。
ほかにもアオシマから「超攻戦士 ザクレス」、イマイから「銀河の鷲 メガロ・ザマック」を……と、さまざまなシリーズが登場したが、リアルロボット路線とは言いがたい品ぞろいではあった。
そんな中でタカラ(現・タカラトミー)は、『ガンダム』のアニメ制作会社・日本サンライズ(現・バンダイナムコフィルムワークス)と同作のメカデザイナー・大河原邦男を擁したアニメ作品『太陽の牙ダグラム』『装甲騎兵ボトムズ』において、一層ミリタリー色の強い製品群を展開していた。
なお『こち亀』では、「超合金レア物選手権!!の巻」(ジャンプ・コミックス第106巻収録)で「モビルフォース ガンガル」を、そして「プラモの時代の巻」(ジャンプ・コミックス第175巻収録)では微妙に製品名を変更しつつ「ザ★アニメージ」を取り上げている。
それでは次のページから、一大マーケットを持つSFロボットアニメ『ガムダン』道を行く、麗子を応援してください!!



















