「新健康法の巻」(ジャンプ・コミックス第187巻収録)
今回は、ガンコなくせに流行には弱い大原部長が、“とあるもの”にハマりまくって、しまいには大暴走を繰り広げるお話をお届けする。
根がマジメなだけに、いったん何かに注目したらとことん追求せずにはいられない部長が今回ハマったのは、健康食品。となれば当然のように、ここぞとばかりに両さんがさまざまな偽健康法を吹き込もうと企むのだが!?
「健康食品」とは、厚生労働省によれば「医薬品以外で経口的に摂取される、健康の維持・増進に特別に役立つことを謳って販売され、そのような効果を期待して摂られている食品全般を指しているもの」とのこと。安全性や有効性に関する基準を設けた「保険機能食品制度」によって、一般食品、健康食品、栄養機能食品(自己認証性)、機能性表示食品(届出制)、特定健康食品(個別許可制)に分類される。
医師が処方する医療用医薬品や、薬局などで購入する一般用医薬品(市販薬)とは異なり、あくまで「食品」なのでご注意を。
「トクホ、トクホ」と謳って大いに宣伝された「特定保健用食品(消費者庁の許可を受けて効果を表示できる食品)」においても、過大な期待を煽るCMやメーカーによる不正表示、情報の恣意的な隠蔽などの問題が起きたのを、覚えている方も多いだろう。
なお、本作が「週刊少年ジャンプ」に掲載された際、「この作品はフィクションであり両さんの個人的見解に一切責任は持ちません(笑)」との但し書きが添えられていた。これは、健康食品ではおなじみの「個人の感想です。効果には個人差があります」という表記をもじった洒落だろう。
それでは次のページから、大原式健康法をめぐる大騒動をお楽しみください!!



















