「ぼく、現場でめちゃくちゃ教えます。『めちゃイケ』やってたんで」
ちなみにディレクターの選抜では、旅行企画担当だがキャリアの浅い若手Dか、キャリアのあるDのどちらを入れるかが議論に。
ここで場を掌握したのが、「『めちゃイケ』(『めちゃ2イケてるッ!』)班の生き残り」内山Dだった。
「歴が浅いからやめようではなく、『かまいガチ』の今後のためには育てなきゃいけない」「だけど、教える人が要る。ぼく、現場でめちゃくちゃ教えます。『めちゃイケ』やってたんで」
この一言で大きな笑いを誘い、若手Dの同行が決定した。もちろん内山Dも。
奇しくもその2日前、15日放送の『アイカタ』(NHK)でも、『めちゃイケ』という言葉を聞いた。それもNHKのアナウンサーから。
「私としたら最高の空間ですよ! だって私、『めちゃイケ』世代ですから!」
前の回から、夏休みの川口由梨香アナの代役としてサブMCとして出演していた杉浦友紀アナが、興奮して語ったのだ。もともとは『めちゃイケ』のADになるのを夢見て上京したほどの『めちゃイケ』ファンだという。
加藤浩次がMCの『アイカタ』は、演出の片岡飛鳥(『めちゃイケ』総監督)を筆頭に、主要スタッフのほとんどが、いわゆる『めちゃイケ』班。件の内山Dも参加している。
さらに、最終回である今回は、『めちゃイケ』でもおなじみの加藤の妻・カオリさんが杉浦アナに代わりサブMCを務めるというのだ(クレジット上は「サブMC(ニセモノ)」)。そんな座組の番組に参加し、杉浦アナは「高校時代の私に伝えたい」と感激していたのだ。
『アイカタ』は、自分にとって一番大切な人=アイカタの「イイところ」を、自らがカメラを持って撮影してきてもらうという番組。だから、最終回の今回は、加藤のアイカタであるカオリがサブMCになったのだろう。
「じゃあ、早速VTRにいってよろしいでしょうか?」とカオリが言うと「棒読みじゃねえか!」と加藤が照れくさそうにツッコんだ。