「なんとなく見ているだけ」の意思を伝えるのが大切
いかがでしょう。文章だけ見ていると、日本も海外も変わりない感じがしませんか? もちろん、海外と日本では接客の丁寧さに違いはありますが、話す内容は上記のように同じようなものです。
大切なことは、I’m fine(okay). I’m just looking.というふうに、「なんとなく見ているだけです」という意思を伝えることです。
日本で同じようなシチュエーションが起こると、お客さんのあなたは「あ、どうも」「ありがとうございます」などと言いながら、店員さんを避ける素振りをすると思います。店員さんのほうも空気を察して、「このお客さんは見ているだけかな」と接客をストップしてくれることでしょう。
「空気を読み合う」日本人同士とは違う
しかし、それは「空気を読み合う」ハイコンテクストカルチャーにいる日本人同士だからできることです。海外の店員さんに、そんな空気を読む芸当はできません。むしろ、ありがとうと言われたら、どんどん話しかけてくるかもしれません。ですからI’m just looking.などと意思表明することがとても大切なのです。
また、店員さんがよく口にする言葉としてlet me know(知らせてください)があります。そのフレーズが出てきたら、「ただウインドウショッピングをしているだけ」という意思が伝わったと考えていいでしょう。会話成功です。
また、お店を何も買わずに出る時も、店員さんと目があったら、Thank you.と言うと感じがいいです。昔、私がにこにこしながら言ったら、クーポン券や小さなお土産などをくださった店員さんもいました。
何か買いたい(食べたい)物がある時
ショッピングしていて欲しい服や靴、帽子などが見つかることがあります。日本だと気軽に試着できますが、海外だと少しハードルが高く感じられますよね。
でも大丈夫です。あなたが試着してから決めたい派であれば、試着できるか、次のように聞いてみましょう。ポイントはtry(試す)という単語を使えるかどうか、だけです。