名前とか顔とかまで出てる「違ったらどうすんだよ。責任取れんのかよ」
応援席には一般の「広陵ファン」の姿もあった。
「2年くらい前から広陵のファンやってます」という10代後半の女性Aさんは「私は卒業生じゃないんですけど、今日広島から来ました。
広陵って応援がすごいのもあるし、かっこいいから応援するようになりました。SNSの炎上ですか? もちろん知ってますよ。でも広陵だから(試合は)大丈夫だと思う。
SNSで発信されたことはホントかウソかわからないようなこともあるし、人の名前とか顔とかまで出てるし『違ったらどうすんだよ。責任取れんのかよ』って思いながら見てます。
とりあえずこの大会は、多分3回戦で強豪の横浜と当たりそうなので、そこをなんとか突破して上位に行ってほしいですね」と話した。
広島出身で今は大阪に住む男性Bさん(78)も「高野連が一度処分したものがなんで今、まさに甲子園に出ようとしている時にまた問題にされるのか、おかしいと思います。せっかく全国大会に出られるようになったのに。問題が残っているというのなら予選が始まる前に言うべきでしょう」と憤る。
特にネットで炎上していることについて「今回SNSの一番悪いところが出たと思います。不確かな情報で個人を非難して、選手の動きに悪い影響が出ないか、心配しています。
実際に、開会式を見にいった広島の知人からは、『選手が手を振って行進する時も広陵の選手だけ動きが小さくて萎縮してしまってるんじゃないか』ということも聞かされて心配です」と話した。
広陵と旭川志峯の試合は前の試合が延長までもつれたため予定開始時刻より約45分遅い午後7時29分にプレイボール。完全に日が落ち最初からナイターとなった。
広陵名物の野球部員を中心とした大応援団が3塁側アルプス席の前方を占めるが、チアガールと吹奏楽部員たちの姿はなかった。(後半に続く)
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班